⚠️ これはテスト環境です ⚠️

移住希望者を受け入れる姿勢が地域活性化のカギ!?

ジャーナリストである津田大介さんと、ローカルと農業の未来を考える。今回のテーマは、ずばり地域おこしと農業。地域にとって、農業はどんな役割を果たすのか?

地域おこしと農業

農業は地域活性化の切り札になる

農業は地域活性化の切り札の一つになると思います。そこには色々な要素があるからです。地方に興味があっても、そこに産業があって仕事がないと移住は難しい。そこで例えば、休耕田がたくさんあるようなところで、一定のサポートを受けながら誰でも既存の農業に入っていけるような仕組みを作れれば、若い移住者も増えるでしょう。それをどう作るかが大事だと思います。

移住先での可能性を増やせる仕組みがあるといい

とはいえ、これは自治体によっても姿勢が異なります。特に危機感が強い自治体なら、とにかく外部から人が入ってきてもらわないと地域の持続可能性がありませんから、町長や自治会長がリーダーシップをとって一生懸命に移住政策を進めています。

移住をしたいと思っている人は、全体的にどんどん増えています。だから今、移住フェアはすごくお客さんが来て盛況ですよね。ただ、移住希望者が「移住して失敗した」と思わないような情報共有は十分になされていないと思います。移住先の環境や文化とそりが合わないと感じた時に、第2、第3の選択肢があるような環境を紹介してくれる。そういう人がいたり、仕組みがあればいいのにと思います。

「お試し」で地域と関われる機会を

実は地域おこし協力隊の企業人版というのもあります。地域おこしのために企業から派遣されて何年か関わるという制度ですが、そうした「お試し」で地域に関われる機会を増やしていくことは重要です。アートビレッジもそうですよね。3年に一度の芸術祭にボランティアへ行く中で、2〜3回参加してみてその地域に住みたくなったという事例もあります。退路を断たれて行くのではなく、いつでも行って帰れる状態で人間関係を作る機会があればミスマッチも減るでしょう。

例えば、愛知県で開催されている現代アートの祭典「あいちトリエンナーレ」も有名ですが、アートで町が活性化したおかげで、就農を希望する移住者もかなり増えたようですから、良い成功事例だと思います。人がたくさん来て、ここに来ると面白いものがあると思ってもらうのは大事ですよね。

ジャーナリスト/メディア・アクティビスト

津田大介さん

1973年生まれ。ポリタス編集長。
早稲田大学文学学術院教授。大阪経済大学情報社会学部客員教授。
テレ朝 チャンネル2「津田大介 日本にプラス+」キャスター。
J-WAVE「JAM THE WORLD」ナビゲーター。


インタビューまとめ:大根田康介

『AGRI JOURNAL』vol.7より転載

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