鈴木農相 4月24日記者会見「水田政策の見直しでセーフティネット対策も検討」
2026.04.24
鈴木農林水産大臣は4月24日の記者会見で、水田政策の見直しについて、「米のコスト指標を踏まえた価格形成とあわせて、セーフティネット対策による農業経営の安定に努めていきたい」と述べた。
メイン画像:記者会見する鈴木農相(出典 農林水産省)
鈴木農水大臣
記者会見概要
―水田政策の見直しについて2点お伺いできればと思います。新たな水田政策では、支援単価については予算編成に合わせて検討されると思いますが、支援の対象が田から畑にも広がることで、支援が手薄になるとの懸念もありますが、現行支援並みの水準を維持するお考えはありますでしょうか。またそのための予算の確保については、どのように進めていかれたいか、お考えをお願いいたします。
大臣 具体的な支援水準、そして仕組みの在り方については、現時点でこれというふうに、明確に申し上げられる段階にはもちろんありませんけれども、私たちとして大切だと思っていますのは、日本の食料供給力をいかに、全ての田畑をフル活用して上げることができるかということだというふうに考えておりますので、その意味で言えば、生産者の方々が頑張って収量を上げようと思える、そのような制度になるように、しっかりと検討を重ねてまいりたいと思いますし、また同時に、それについて必要な予算、これについてはしっかり確保させていただきたいと考えております。
―必要な予算の部分については既存政策の見直しだけではなくて、新規の獲得も目指されていかれるようなお考えはありますでしょうか。
大臣 予算の話というのは、来年に向けて、補正予算をなるべく減らして、当初予算で全て対応していくという高市総理の方針ですから、そこに向けて、今までの既定概念にとらわれず、我々としては、現場の皆さん、そしてこれは、何よりも国民の皆様への食料供給の安定性と供給力のアップということだというふうに思いますから、そこに向けてやらせていただきたいと思います。
―もう1点だったのですけれども、セーフティネット対策について、大臣は国会の所信でも、セーフティネット対策の充実について検討される考えを示されているかと思います。改めて、コスト割れ対策の必要性について、大臣としてどのようにお考えになっていらっしゃるかについてと、またどういった既存の措置を見直していかれたいのかも含めまして、検討の状況についてお聞かせください。
大臣 米、麦、大豆などの大幅な価格下落に伴い、農業収入が減少した場合のセーフティネット対策につきましては、収入保険やナラシ対策など、既に措置をされており、引き続き、こうした施策を着実に推進していくことが、私としてはまず第一歩目として、大事だというふうに考えております。このため、水田政策の見直しに当たっても、稲作農業者のセーフティネット対策などのコメの需給と価格の安定を図る措置を、併せて講じることとしております。まずは、水田政策の見直しを進めた上で、今後の米の価格や生産費の動向にも注視をしながら、食料システム法に基づく米のコスト指標を踏まえた価格形成の促進、これと併せまして、セーフティネット対策による農業経営の安定に努めてまいりたいと思います。
DATA
取材・文:アグリジャーナル編集部
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